COLUMN代表コラム

「見た目」はファッションやアクセサリーだけではない

「人は見た目が9割」という言葉を聞いた事ありますか?

聞いた事はあるけど、見た目より中身が大事だと思ったことはありませんか?

実は「見た目」とういうのは、サービス業である美容師という仕事にはとても重要です。

自分が好きなスタイルを貫く「見た目」より、まずは人に良い印象を与える「見た目」に変えることでお客さまの支持率はグンっとアップします。

見た目の重要性

あなたは、はじめての町で道に迷った時に、近くにいるAさんとBさんどちらに声をかけますか?

答えはAさんではないでしょうか?あなたは「見た目」で判断しませんでしたか?

別に中身がどうでもいいって話をしているわけではありません。中身と同じくらい見た目も重要なのです。

指名のお客さまを増やしていきたいと思っていたら、相手の事が分からない初対面のシーンが多い美容師さんの場合は、「見た目」をまずは変える事が特に必要です。

見た目とは、ファッションやルックスの事だけではありません。姿勢やクセなどを含めた動き。目の動きや表情、それに声や話し方、相手との距離感、立ち位置、言葉以外が発する情報「非言語コミニュケーション」のことなのです。

アメリカの心理学者ジョン・マナーが人は第一印象で他人を見て、「魅力的な人」という判断は0.5秒で決まるという実験結果を発表しています。

そして、その第一印象は変えにくいと言われています。第一印象は「初頭効果」という現象で強烈なイメージを相手に与え、二回目、三回目に会って別の印象を受けとっても、人は最初の印象を変えにくい傾向があります。

最初に会ったときに「この人、いい人だな」と感じると、気持ちが軽くなり、必然的に表情も柔らかくなります。そして、リラックスして話すことができることで、「この人と自分と気が合うな」と感じるようになります。

人が他人を判断するポイント

【人は他人から受け取る情報の割合】は
・顔の表情 55%
・声の質、大きさ、テンポ 38%
・話す言葉の内容 7%
という研究データが発表されています。

【見た目の正体】は
①外見
体型、格好、容姿、体毛、羽田の色、衣服、アクセサリーなど

②動き
姿勢、仕草、立ち振る舞い、癖など

③表情
顔の向き、目の動き、コンタクトの大きさ色など

④声
高さ、大きさ、速度、抑揚、間、なまり、沈黙など

⑤空間
相手との距離、居心地、アウェイやホームなど

⑥接触
触り方、手の繋ぎかたなど

⑦匂い
体臭、口臭、生活臭など

まとめ

美容師のような接客業は、人から良いイメージを持たれることが技術以外にもお客さまからの支持率に大きく繋がります。自分が好きなスタイルよりも、人から好かれるスタイルの方が結果が出やすくなります。