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髪の毛は治る?髪の体力とは?【分かりやすく解説します】

 

☑️髪の毛って本当にトリートメントで治っているのか?

☑️トリートメントしても効果が持続しない

☑️お客さまの髪をいつも綺麗な状態にしてあげたい

と考えている美容師さんへ。

あなたは髪の毛に、体力の限界があることを知っていますか?「髪の体力」って聞くと、分からない方が多いと思います。今回は髪の体力について解説していきます。

髪が傷んでも「トリートメントで治る」「髪質改善縮毛矯正でキレイになる」とお考えではないでしょうか?ですが、髪は体力に限界があり、一度傷んでしまうと元通りに再生や蘇ることはありません。

本記事では、髪の体力について内容解説します。

 

1カラーやパーマのダメージはトリートメントで治るのか?

あなたは美容室で、美容師さんとお客さまのやりとりで、こんなシーンを経験したことはないですか?

・「〇〇さん、本日カラーをされたのでダメージをなくすためにトリートメントも一緒にしませんか?」

・「〇〇さん、本日パーマをされたのでパーマの持ちを良くするためにトリートメントも一緒にしませんか?」

よくある美容室での会話内容ではないでしょうか?しかし、もしこれが施術の最後に行うトリートメントだと、髪が治ることも、ダメージがなくなることもパーマの持ちよくなることには繋がりません…

施術の最後に行うトリートメントのメリットは、美容室で施術された後の数日間を髪をキレイに見せてくれる事です。

2髪は再生できない

髪の毛は再生できませんが、皮膚などの血液の流れる場所は細胞が生きているので再生できます。

 

 

逆に髪の毛の場合は元になる細胞が皮膚の中で分裂を繰り返し、表皮の上に押し上げられ、髪の毛となります。

 

これを角化といい、角化した細胞はすでに活動を停止しています。つまり髪は生えている状態でも、いわば死んだ細胞の集まりなのです。

 

3髪の毛は減点式

髪の毛自身が傷んだ箇所を再生・修復することはできません。減点式にダメージが進行し体力が無くなっていきます。

 

 

 

 

髪の状態にあった適切な施術を行えば、髪の体力が残るのでデザインを楽しみながらキレイな髪質もキープできます。

キレイなデザインを作るために「傷まない」あるいは「傷ませない」ためのヘア技術が大切になります。それを持ったプロの美容師になれば【お客さまのなりたい綺麗なヘアスタイルを叶えることができます!】

4薬剤ダメージを軽減させるトリートメント

トリートメントには様々な種類があり薬剤を抑制するトリートメントがあります。カラーやパーマ等のケミカル施術の前と中間と後に、施術によるダメージを軽減させるために使用されるトリートメントのことです。

 このトリートメントには美容室によって言い方が様々です。PPT・処理剤・前処理・処理トリートメント・保護剤と言ったりと様々です。

なるべく髪に負担をかけずに、そしてカラーの色持ちやパーマのカールの持ちを良くしたい時は、おすすめです。

 

5年齢とともに体力は低下

「昔は髪の悩みなかったのに..」
「最近どこの美容室に行っても傷む..」など、
と以前と髪質が変わったお客さまからよく相談を受けませんか?

それは、髪の体力が若い頃よりなくなっているかもしれません。

身体能力や肌と同じで髪も老化が進みます。そうすると髪は若い時とは違い元々の体力は徐々に低下していきます。

体力がなくなった髪に以前と同じようにカラーやパーマをしてしまうと、体力がなくなり、ダメージ毛やパサつきが気になるヘアスタイルになります。髪の体力を考え美容師さんが施術する事で、お客さまの髪はキレイな状態を保つことができます。

現在、日本ケラチン協会の研究では男性では17歳、女性では33歳が一番髪の体力がある状態だと言われています。なので男性は20代で薄くなってしまったり、女性の場合は30代から白髪が少しずづ多くなる傾向があります。

 

6髪の体力のまとめ

トリートメントの効果は手触りを良くすることと、薬剤からくるダメージを抑制してくれることです。

お客さまの髪がずっとキレイでいるためには、美容師さんが髪の毛の体力を考え施術し、デザインを作ることが重要であります。